杉山利夫 議会発言
平成27年6月議会での質疑内容

新庁舎建設について

 

新庁舎の設計業務について、去る5月下旬、大手設計企業と市内企業2社で構成する設計共同体と契約が締結されました。
新庁舎の建設は、既に昨年の11月定例会で岐阜大学医学部等跡地への移転が可決され、決定事項であるわけですが、この報告を聞き、いよいよ長年の懸案であった大事業がスタートを切ったことを実感したところであります。

私は、昨年の11月定例会でも申し上げましたとおり、東日本大震災の教訓を踏まえ、来月オープンする「みんなの森ぎふメディアコスモス」を後回しにしてでも、防災拠点となる市庁舎の整備を優先できたらと考えていたほどであります。
ご承知のとおり、去る5月30日、北海道から沖縄まで、全国で揺れを記録した、小笠原諸島西方沖を震源とするマグニチュード8.1の大きな地震が発生いたしました。国の発表によれば、深刻な人的被害は生じなかったとのことでありますが、まさに不幸中の幸いであります。
また、その前日の5月29日には、鹿児島県の口永良部島(くちのえらぶじま)において火山の爆発的噴火が発生し、島民の皆さんは避難を強いられ、現在も避難生活が続いております。避難を余儀なくされた島民の皆様に、改めて心からお見舞いを申し上げたいと思います。
私は、今回これらの報せに触れ、災害は予期せぬときに突然見舞われるものだということを改めて痛感し、また、災害から市民の皆さんの暮らしを守る拠点となる市庁舎の重要性を改めて強く認識いたしました。
この地域におきましても、南海トラフ巨大地震をはじめ大規模地震の発生が強く懸念されているわけでありますので、今後の円滑な事業の推進、さらには、一刻も早い新庁舎の完成を大いに期待するものであります。

さて、新庁舎に期待を寄せているのは私だけに留まらず、市民の皆さんも同様の思いであり、新庁舎に対する関心はさらに高まってきているようであります。最近は、いつ完成するのか、どんな新庁舎ができるのか、といったご質問を市民の皆さんからいただく機会が増えてまいりました。
私は、この岐阜市百年の大事業を成功に導くには、市民の皆さんと情報をしっかりと共有し、共に考え、知恵を出し合いながら進めることが肝要であると考えております。
そこで、事業が本格的にスタートするこの機会に改めて、まずは、今後の全体の事業スケジュール、並びに今年度の基本設計のスケジュールについて、市長にお尋ねします。

また、庁舎は、市民の暮らしに密接な関わりを持ち、また「都市の顔」ともいうべき最も重要な公共建築といえます。
子や孫の代まで、末永く親しまれ、愛され続ける新庁舎を建設するには、市民の皆さんのご意見や、夢や希望といった新庁舎に対する想いを十分に汲み上げ、設計に組み込んでいくことが必要であると思います。
今年度の基本設計において、具体的に市民の皆さんからどのように意見等を募り、反映していかれるのか、市長にお尋ねします。


みんなの森 ぎふメディアコスモスについて

 

いよいよ、来月の18日にグランドオープンを迎え、私たち議員のもとにも、開館記念式典の招待状が届き、式典参加を大変楽しみにしています。
知の拠点としての中央図書館、文化の拠点としての展示ギャラリーや多目的ホール、絆の拠点としての市民活動交流センターとして構成されていますが、今後、様々な市民活動を行っている方々や、市民の皆様が、多様な情報や人々とふれあい、新たな交流等が生まれることなど、特徴のある建物と共に、本市の発展に大きく寄与していくことを期待すると共に、そのような施設となるよう運営に努力されることを願います。
さて、市長の提案説明にもありましたが、開館時において、いろいろなイベントが予定されております。オープンにあたって、どのような事業が展開されていくのかあらためて、お答えください。

一方、懸念する事項もあります。
一点目に、過日の新聞報道にもありましたが、天井から漏水の件と、二点目に、当初の公募時点で、出店辞退となったカフェレストランについて、どのような状況かをお尋ねします。

以上、市民参画部長にお願いいたします。


信長公450プロジェクトについて

 

いよいよ2年後の2017年は、織田信長が岐阜に入城し、岐阜と命名してから〈450年〉という節目の年を迎えることとなり、周年事業の実施に向け、この4月から「信長公450プロジェクト」が本格的に始動したとの事であります。
私は、この機会は、本市の観光振興にとっても岐阜市を売り出す絶好のチャンスではないかと考えており、大きく期待をしているところであります。
このような中、市長の提案説明にもありましたように、本市の地域資源である長良川の鵜飼漁が国の重要無形民俗文化財に指定され、また、今年度新たに創設された日本遺産に、信長公のおもてなしが息づく城下町・岐阜が認定されました。
更には世界農業遺産の認定に向けた国際連合食糧農業機関いわゆるFAOの現地調査が実施されたとのことで、仮に認定されることとなれば、ここにきて本市を取り巻く環境が大きく変わってきております。
本議会が開会され、このような質問を検討している今月12日に、国土交通省は、地方ブロック単位など複数の観光地をテーマやストーリー性でひとまとめにした外国人観光客向け広域観光周遊ルートとして全国の七地域を初めて認定したのですが、そのうちの一つに、本市も含まれる昇龍道が選定されました。
このような視点や切り口で、岐阜市が国や世界に評価されることは大変喜ばしいことではあると思うところですが、現在進めている信長公450プロジェクトにおいて、どのような影響があり、これらとの係わりをどう考えておられるか、市長にお尋ねします。
また、信長公450プロジェクトの目的の一つでありますプロモーションの仕掛けに関しては、官民一体の取組として地元企業や在京の出版社など民間事業者と、これまでにない画期的な取組がなされておりますが、現在の取組状況についても併せてお尋ねします。


土曜日の才能開花教育について

 

平成14年に学校が完全週5日制になってから、13年が経過しております。その間、学校・家庭・地域の三者が互いに連携し、役割分担しながら、社会全体として子どもを育てる受け皿を作ってきました。これまで、土曜日の午前中をスポーツや習い事、公民館、子ども会などで充実した活動を通して生き生きと活動している子どもたちが多くいます。
その一方で、学力低下が叫ばれ、土曜日を有意義に過ごすか否かが、子どもの教育に大きな影響を与えるという考えから、国は、一昨年11月に、学校教育法施行規則を一部改正しました。学校を設置する地方公共団体の教育委員会が必要と認める場合は土曜日に授業を行うことができることが明確化されたことを受け、岐阜市は、どこよりも早く、昨年度から土曜授業をすべての小中学校で年間10回実施しました。
今年度も昨年度同様に年間10回実施し、その内容は各学校が自校の課題解決のために行うようにしてあるので、「学力補充、教科授業」「体験・ふるさと学習」「地域とのコラボレーション」「体力づくり・部活動」など様々です。
こういった中で、今年度、土曜日の午前中に岐阜市教育委員会主催で年間10回、市内22校の中学校の生徒を一堂に会して「才能開花教育」を実施しているとのことです。5月9日、6月7日の新聞には、その様子が掲載さていました。
 
これについて、次の2点について教育長に質問をします。

1. 才能開花教育の目的、岐阜市教育委員会としての基本的なスタンスについて

土曜日等の教育活動は学校のニーズに合わせた活動が計画されています。そういった中で、市内22校の生徒を一堂に会して授業を行うことは、これまであまり聞いたことがありません。
そこで教育長に質問をします。まず、1点目は、才能開花教育を今年度から実施することにした理由と、岐阜市教育委員会として、才能開花教育のスタンスについてお伺いいたします。
また、才能開花教育は、どのような生徒が参加することができるのか、才能ある生徒、つまりそういった生徒の英才教育なのかについてもお伺いします。

2. 5月、6月に参加した生徒の反応と今後の展望について

第1回目の5月9日、第2回目の6月6日の才能開花教育について、新聞に取り上げられていました。5月の講師はプロの歌手の方が講師をされたと聞いています。また、6月は、ネイティブ・イングリッシュの授業で10数名のALTが講師となったと聞いています。
実際に参加した生徒は何人であったのか、そういった授業に参加した生徒はどのような反応であったのか、今後の土曜日の才能開花教育の展望についてお伺いいたします。


スポーツ施設の充実について

 

岐阜市内に設置されている総合スポーツ施設といえば、 私の地元長良西地区にあります「岐阜メモリアルセンター」 であることはみなさんご承知のことと思いますが、 この施設は県営施設であります。
土曜日、日曜日には数々のスポーツ大会が開催され、また、FC岐阜ホーム戦の試合会場となっていることもあり、 多くの参加者や来場者でにぎわっています。

その岐阜メモリアルセンター陸上競技場には、使用基準があり、「国際大会、全国大会、中部・東海ブロック大会や 技術が優れるなど特定施設で試合を行うことが相応しい と認められる全県的なアマチュアスポーツ大会」が 優先的に開催されております。
つまり、市大会レベルの大会は基準外となっており、 特別な申し出をし、認められないと使用できません。 市内にある施設ではありますが、 市民が気軽に使用できる施設ではありません。

岐阜市の状況を見てみますと、市営の体育館、野球場、 プール、テニスコート、サッカー場や多目的運動場などの スポーツ施設は設置されておりますが、 市営陸上競技場の設置はされておりません。
全国的にも県庁所在市で 市営陸上競技場を設置していない市は数少ない状況であります。

現在、教育委員会におかれましては、 「スポーツ推進計画」を策定され、 スポーツの振興を進めておられます。
その中でも スポーツ環境の整備・充実に向け、様々な検討がなされていることと思いますが、

岐阜市内の陸上選手の全国大会での活躍や、 将来のオリンピック・パラリンピック選手の育成、発掘、 更には強化活動の拠点施設として活用できるような 市営の陸上競技場が必要なのではないかと感じます。

そこで、教育委員会事務局長にお尋ねします。
「教育立市」を掲げ、スポーツ振興を推進している 岐阜県の県都岐阜市として、 市営の陸上競技場の建設も含めたスポーツ施設の充実について、どのように考えているのかお尋ねします。


鵜飼と長良川うかいミュージアムについて

 

今年も10月15日に鵜飼が終了しました。天候不順による鵜飼の中止も多く、乗船者数が過去2番目の最低であったとか。今年の現状について、総括ください。
さて、長良川うかいミュージアムについては、3月議会の折に「併設カフェ、今月末撤退」との新聞記事を取り上げて、併設カフェ撤退についての見解と今後の見込みについて、そしてこの長良川うかいミュージアムの今後の取り組みについてお尋ねしました。年度途中ではありますが、長良川うかいミュージアムのホームページにも「開催時期の限られている「長良川の鵜飼」について、鵜飼のオフシーズンにもその魅力を発信します。」とあります。まさにこれからは、そのシーズンを迎えるわけです。”
そこで長良川うかいミュージアムについて、2点お伺いいたします。
1点目、カフェを含めた今年度の状況について
2点目、”長良川鵜飼”を発信する施設としての活用とその効果について

計3点、商工観光部長にお尋ねいたします。